糖質制限(食)について(2)

今回は具体的に私がどのように糖質制限をやっているのかと糖質制限をこれからやろうとする人へのアドバイスを書きます。

(炭水化物は体内で糖に替わるので炭水化物=糖と考えて下さい。糖質制限はもちろんその糖(炭水化物、あるいは糖そのもの)を食べる量を大幅に減らす食事法です。効用は前回書きました)

家での食事、基本的にご飯、パン、麺、ポテト、甘い飲料、炭水化物で出来た菓子は摂りません。果物もあまり摂りません。その代わり、それ以外はあまり考えずに食べます。唐揚げとかカボチャを煮たものとかは食べています。禁止している物以外の糖質を食べるために余地を残す感覚です。惣菜など買うと糖質が結構含まれている場合があります。それを気にせず食べるため余地を残しているのです。糖質は何グラムまでと決めているわけでも、細かい量を気にしている訳でもありませんが、あえて言うなら1日70g以下という感じでしょうか(食品の糖質含有量をチェックすることはよくあって、その感覚から言っています)。パンやご飯をたくさん食べると1食で簡単に上限を超えます。糖質制限の立場からするとご飯、パン、麺を3食は異常な糖質量です。

炭水化物の代わりに主食となるのがタンパク質(肉、魚、チーズとか)です。前に書いたように私は乳製品が好きなので、チーズをよく食べます(プロセスチーズは体によくくなくて、ナチュラルチーズが良いと書いてあるのをよく目にしますが、気にせずどちらも食べています)。糖質制限では体が自然にタンパク質をかなり要求するようになります。体の要求に従って量を決めれば良いと思います。野菜類は必須の組み合わせです。糖質制限の人が摂るべき食については情報がたくさん出回っているのでここでは詳しく書きません。あれダメ、これダメと面倒くさくなり過ぎるのは避けてシンプルなやり方を採用したいところです。

(私は外食はたまにしかしない生活です。外食の時は選択できる環境を考え、選択しにくいときは糖質でも構わず食べます。ファミレスや、居酒屋なら糖質制限メニューは容易です)

私のやり方だと寿司も、ラーメンも、おいしいパンも食べられないことになります。穏当なやり方なら2食主食糖質抜き、1食主食炭水化物となるのでしょうが、そのようなやり方だと糖質制限に入りにくいと思います(糖質制限が十分身についた後ならそのやり方ができるかもしれません。ただ、そういう状態になったらあえて1食炭水化物を摂ろうとは思わないでしょう)。だいたいの人は「糖質中毒」になっています。夜にラーメンを食べたくなったり、間食にポテトチップスを食べたくなったり、甘い物を欲したりするのは糖質中毒で、簡単に止められないのです。糖質制限へ入るためには糖質中毒を抜く必要があります。どのような食事法をとるにせよ糖質中毒に配慮することは重要です。よく見かけるダイエット目的でファスティング(断食)を取り入れる方法は糖質中毒への配慮がなければ、断食後、即リバウンドすることは明らかです。だから1食でも炭水化物をまとまって摂るやり方を続けては糖質中毒が抜けないと考えるのです。

糖質制限が身につくとそれほど炭水化物を欲することはないのですが、身についた後、たまになら寿司やパンを食べても良いと思います(糖質制限に慣れると炭水化物は「重い」食べ物で、以前より少量で満腹感が出ます)。

最近は糖質制限に配慮したパン、麺、甘味食品、飲料がかなりあります。例えばセブンイレブン、ローソンで売っている糖質制限パンをたまに食べます。糖質の少ないプリンはよく食べています。甘い物も少しは食べたいので、そういうのを利用します(糖質オフの酒はどれもまずいのでパスです。酒はあまり飲まないので気にしないことにしました。ノンアルの糖質オフはたまに利用しています(あくまで酒代替飲料の方))。糖質オフの人工甘味料は良くないという人もいます。量が多くなく、食事時に一緒に食べるなら気にする必要を感じません。間食では糖質オフの人工甘味料は良くないと感じます。食欲がわいて余計な物を食べたくなるからです(ダイエット目的ならなおさらダメでしょう)。

食品の成分表示を見るとタンパク質には必ず同量かそれ以上の脂質が付いてきます。やや気になるかもしれませんが問題なしです。最近、色々な本でむしろ脂質の重要性が強調されます。MCTオイルの所で挙げた2冊もその内です。常識で考えても動物の体を構成するそのものを食べているのだから悪いわけがないのです(その点炭水化物と違います)。

糖質制限は頭の働きを良くし、ダイエットにも使えます。前回書いたように、その他の利点もあります。ただ、勧めにくい事情もわかると思います。食生活を大幅に変更しなければならないからです。一人暮らしならよいですが、それ以上の家族単位では問題が生じるでしょう。また、米、パン、麺といった食文化と疎遠になります。私の考えでは「頭の働き重視」という職業、嗜好の人にまず勧めます。40代以降で頭の働きの衰えを何とかしたい人がその次です。ご飯、パン、麺も今までたくさん食べてきたのだから、もう止めても良いと考えられる人たちです。

このブログ、当初の目的である三叉神経痛対策で、MCTオイルが効かなかった場合、可能性としては糖質制限と組み合わせることが考えられます。糖質制限と組み合わせた方がMCTオイルの効きが良いと考えられるからです。

 

これから糖質制限を始めようとする人たちへ体験的アドバイス

始めは糖質中毒を抜く必要があるため、かなり意識して糖質少ない食事にします。量はそれほど気にせず、何か食べたくなったらとにかくタンパク質などで腹を満たします。おそらく3週間以上経つと体が、順応します。ただ、その間、便通が途絶え気味になるかもしれません。野菜は多めに摂るのと、もし、それでも滞るならドラッグストアなどで売っている「なんとかファイバー」(スティックタイプの食物繊維)を飲むなど対策すると良いと思います。

糖質制限(食)について(1)

今まで書いてきた三叉神経痛MCTオイルと直接関係ありませんが、一般の人にとってはこちらの方が有用性大なため、体験を記録しておきます。

MCTオイルと糖質制限の併用で相乗効果あるとも考えられるため無関係ではありません)

私は糖質制限の知識は若い人が知れば、何千万、何億円にも値する知識と思っています。ダイエット効果よりも頭の働きが良くなる点がポイントです。

ネット上で糖質制限スレを立てると否定的意見が大部分になるのは知っています。医者が書いた食に関する本を読んでも否定的意見の人が多いのも知っています。ただ、否定的意見を書く人で自分は糖質制限を何年もやったけれど、こういう点がどうしてもダメだったという書き方をした人を見たことがありません。大抵はやりもせずに「糖がないと頭が回らない」と述べたり、挑戦したけれど出来なかった人ばかりです。医者が書いた本で挑戦したけれどできなかった、のに批判している人、堂々と「糖がないと頭が回らない」と書いてしまう人もいました(糖質制限の本を1冊も読んだことがないのでしょう)。

糖質制限は糖、炭水化物ゼロを目指すわけではありませんが、ほとんど無くても大丈夫と主張します。これは現在の栄養学の知識からすれば常識外れです。糖質制限が正しいなら栄養士の指導は意味がないことになってしまいます。そういう意味で食の革命です。常識が正しいのか、糖質制限が正しいのか体験して判断してもらうしかありません。

食事法は個人の年齢、職業、嗜好などを反映して、各々がオーダーメイドで決めるべきものと思っています。そうする中で糖質制限の知識がないと選択肢が大幅に狭くなります。特に年齢が高くなるとトラブルを解決する策に大きな欠落が生じることになるでしょう。

食事法の本や知識はちまたに山ほど出回っています。どれが正しいのか迷うことも多々あります。ひとつ常に頭に置いて照らし合わすべき常識は日本は世界一の長寿国ということです。これから「日本の食のここがおかしい」のような主張は成立しない場合が多々あります。相当以前に日本の水道水に塩素が入っているのはアメリカの陰謀だと書いている人がいました。その手の主張が成立しないのはすぐにわかるでしょう。

そこでですが、日本人はご飯を食べるのはもちろん、寿司でもラーメンでもパンでも結構糖質たっぷりの食事をしている割に長生きしていることになります。糖質制限しなくとも十分長生きしているから特に糖質制限する必要ないのではと考えてもおかしくはありません。私の体験からすると糖質制限は頭の働きを健全に保ったまま年を取りたいと考える人の需要に応えるものです(もちろんそれ以外によく知られる効果もあるのですが、ここではあえてそれを強調します)。糖質制限が頭の働きに良い効果を及ぼすことはまだ普及した知識になっていません。前回MCTオイルのところで参考に上げた2冊のペアは概ねそういうことを意識して書かれています(ただし、シリコンバレー式はかなりクセ強めの本で、この本通りにやろうとすると何を食べて良いのかわからなくなります)。

前回書いたように私は三叉神経痛に効果あるのではないかと思い、糖質制限を始めました。糖質制限単独で三叉神経痛に効果ありませんでした(今のところMCTオイルと組み合わせることで効果大きくなるように感じていますがどうでしょうか)。ただ、いつからか集中力が戻ったのを感じるようになりました(MCTオイルは概ね2ヶ月以内で効果あると断言出来ますが、こちらの効果は少なくとも3ヶ月以上立経ってから感じるようになったと思います。頭脳に対する効果は明確な線引き出来ないので、効果が発現する期間に曖昧さがあります)。40代後半から明らかに集中力の衰えを感じていました。それは年のせいで無く、糖質の取り過ぎが原因であることがわかったのです。暇があれば眠い、集中力が続かない、イライラするなどは糖質原因です。このため、1日が以前より長く感じるようになりました。使える時間が増えたためでしょうか。子供の頃の時間は長いという感覚が、質は同じではありませんが戻ってきたのです。クラシックコンサートへ行くと以前は強烈な眠気に襲われること度々でしたが、今は演奏が面白くなくとも全く眠くなりません。

このことがわかって、ひとつ了解したのは大学時代のことです。大学時代、なぜかやる気はあるのに机に向かうと集中力が続かない状態でした。また、1時間20分(30分?)授業、特に午後の授業は終盤眠気に襲われ、苦痛でした。これは食が炭水化物中心の生活に変わったためと理解しています。今考えれば、3食、異常なほど炭水化物を摂っていたのです。若いと健康に直接問題はでませんが、頭の働きに影響が出るようです。

藤井聡太さんの活躍で将棋界に注目が集まり、タイトル戦の勝負飯がよく報道されます。それを見ると炭水化物中心で、糖質制限の知識が棋士の方に伝わっていないのは残念と思っています。あの食事では食後、悪手が出てもおかしくないのです。

頭の働きではありませんが、もうひとつ顕著に感じる効果は息切れしないことです。ほんのちょっと走る、階段を駆け上がるなどしてもハアハアと息切れ、ちょっと長めに散歩すると頭真っ白?で体が動かなくなる。そういうことが無くなりました。糖はエネルギーとして短期しか持たないことから息切れが起きる、そのような事は糖質制限の本を読むと糖からケトン体へとか、よく書いてあることです。

顕著でない効果もあって、それは虫歯になりにくくなることです。以前は1年に1回くらいの割合で歯医者へ行っていました。今は数年に1度行くかどうかで、虫歯でない原因で行くこともあります。歯磨きは1日1回です。以前は1日2回磨いても虫歯になっていました。虫歯は歯が汚れるから起きるのではなく、糖が血中にたくさんある状態で起きると推測しています。糖質を摂らない野生動物が(歯磨きしなくとも)虫歯で困らないのはたぶんそのためです。歯周病が糖尿病や心臓病に影響すると言われますが、それの大元は血中の糖にあるのかもしれません。

 

私個人の体験、あるいは本をたくさん読んでもいまのところ糖質制限を十年以上続けた効果(長期の効果)についてわかりません。負の効果があるという人もいます。ただ、私の感覚では体調に悪いところはひとつもなく、良い効果の方が大です。たとえ、これが長期的に寿命を縮めるような効果があったとしても、頭の働きの方を優先して続けます。始めに書いたように個人の嗜好による選択です。食べることが好きという人は違う選択になるでしょう。

糖質制限初心者に私がお勧めしている本は以下です。

夏井睦(なついまこと) 炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限から見た生命の科学

光文社新書

 

もうひとつ、糖質制限の効果として知っておいた方がよいのは癌に対する効果です

これは体験ではなく、論理的に全く正しいので、役立つ人もいると思いますので記録しておきます。参考書は以下を挙げます。

古川健司 ケトン食ががんを消す 光文社新書

癌は糖を大量に消費することから糖質制限すると癌を兵糧攻めできるのです。「癌を食事で治す」のような本が何冊か出ていますが、不可能ではないと思います。ただ、以前文藝春秋の記事で、糖質制限だけでは消せず、抗がん剤との併用が必要との記事も見たことがあります。

私の家系、過去、癌で亡くなる人が多く、癌体質と思われたのですが、どうもそうでなく、炭水化物をたくさん食べる習慣のため、そうなっていたようです。現在、そのような食習慣の人がいないので、癌になる人はいません。

次回、具体的にどのようにやっているのか、糖質制限をやる場合の注意などについて書きます。

 

 

 

MCTオイルについて

前回、三叉神経痛MCTオイルが効いたという話を書きました。今回はMCTオイルにたどり着いた経緯と、摂取してみて別の効用も見つけたので記録しておきます(MCTオイルの使い方については前回記事を参照して下さい)。

(前回書いたように、泌尿器系、頻尿、尿漏れとか、尿の切れが悪いなどの改善、薄い髪の部分に黒髪が生える(発毛効果)、寝付きが良くなるなどです

また、なぜMCTオイルが三叉神経痛に効くのかについて考察します。

 

以前から糖質制限食を実践しています。ダイエット効果を期待してやるのが一般的でしょうけれど、それ以外に頭の働きに大きな効果があることに気付きました(糖質制限に関することは後日書きます)。頭を使うタイプの仕事をする人はダイエットよりこちらの効果が重要と思うのですが、出版されている本でそのことを強調しているのは少数です。そのような本を探してたどり着いたのが、以下の2冊です。

 

デイヴ・アスプリー「シリコンバレー式自分を変える 最強の食事」 ダイヤモンド社

アイザック・H・ジョーンズ「世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術」 サンマーク出版

(「シリコンバレー式」は普通の人がどのような食事をすべきかわからなくなるクセの強い本です。部分的に参考にする本でしょう。糖質制限をはっきりと推奨してもいません)

どちらも油(脂肪)を重視するのが特徴です。シリコンバレー式の中に「完全無欠(バター)コーヒー」の紹介があって、コーヒーの中にグラスフェドバターとMCTオイルを入れて作ります。私は乳製品が好きで、バターもたまに買ってきてかじったりしていました。それで、どんな効果があるのか試してみようと、完全無欠バターコーヒーを前回書いた頻度で飲み始めたのです(バーターコーヒーはダイエット目的に紹介されている面もあるので、朝食はそれのみ)。そうしたところ、それまでに弱くなっていたものの、消せないでいた三叉神経痛が完全に消えたのです。期間は2週間から1ヶ月の間です。

これだけだと、バターがきいた可能性もありますが、以前からバターは摂取して、三叉神経痛に効いた感じはなかったので(今回、始め1ヶ月くらいMCTオイル抜きのバターコーヒーを飲んでもいた)、MCTオイルが効いた可能性が高いのです。何の対策もせずに三叉神経痛が放っておいて消えることは最近ありませんでした。

他にMCTオイルの様々な効用(後に記述)から考えて効いても不思議ではないため、MCTオイルの可能性極めて高いと考えた次第です。

私は50代後半です。70代後半の友達がいるので、どんな効果があるのか、同様に飲んで試してもらいました(バターは入れずMCTオイルのみコーヒーなどに混ぜる)。すると頻尿、尿漏れに対して改善効果があることがわかりました、期間は1ヶ月ほどでしょうか。そう言われて、私自身「おしっこの切れが悪い」状態だったのが、いつの間にか治っていたのに気付きました。なぜか泌尿器系に効果あるようです。

また、その友達が家に来たとき、髪をバリカンで切ってもらいます(1ヶ月に1回程度)。白髪が結構交じり、部分的に薄毛が目立っていました。ところが、その友達も驚くくらい髪の密度が低かったところに黒い毛が生えてきたのです。これもMCTオイル以外に原因は思い当たりません(その友達は元からかなり毛が無くなっているので、今のところ効果わからないのですが、少し生えてきたかもしれないと言っています)。

最近、アマニ油がいいとか、エゴマ油がいいとか言われています。しかし、一日スプーン1杯や2杯で何か効き目があるの? と思っていました。MCTオイルの結果からバカに出来ない効果があるのではないかと思います。サラダ油など体に良くないと言われ、ドレッシングを少しくらいかけても問題ないだろうと思うところですが、その程度でも何かしら作用しているのでしょう(今のところサラダ油、良いも悪いも実感ありません)。

もうひとつ、寝付きが良くなるのを実感しています。前から旅行で泊まるとき、寝付きが悪いのが気になっていました。それで、MCTオイル持参して夜に飲むようにすると問題無く眠れます。

 

MCTオイルの参考書は以下です

 

宗田哲男「最強の油・MCTオイルで病気知らずの体になる」河出書房新社

 

MCTオイルは認知症にも効くとか偏頭痛に効くとか書いてあります。ネットで調べても「認知症に効く」はよく目にするところです。糖が届きにくくなった脳にケトン体としてエネルギーを届けるとか説明してあります。あるいは、「超一流の食事術」p64にあるように炎症を抑える作用もあります。日本語の論文で、認知症には神経の炎症を抑え、ダメージを受けた神経を言わば修復することで効いているというのもありました。

色々調べた結果から、「てんかん」「三叉神経痛」「偏頭痛」は共通の原因があるように感じています。神経の傷(何らかの物理的要因)とウイルスです。両方がそろうことで発症するように感じるのです。三叉神経痛に使うテグレトールてんかんの薬でもありますし、MCTオイルはてんかん治療に以前から使われていたようです。また、MCTオイル本に偏頭痛に効くと書いてあり、ケトン体質になるためとあります。てんかんの治療には極端な糖質制限する食事療法があるようです(ケトン体質になります)。このような知識があったため、糖質制限を始めたのですが、糖質制限だけで三叉神経痛は消えませんでした。

私の場合、以前、虫歯治療で異常に時間がかかったことがありました。その時に神経を傷つけられたのではないかと推測しています。また、そのためか、レントゲンを撮ると上顎洞内にきれいな球形の腫瘍(嚢胞?)があります(副鼻腔炎になりやすくなるのでしょうけれど、特に症状はありません。形がきれいなので、ガンでもありません。医者からはそれが三叉神経痛の原因とは考えられないと言われましたが)。それと帯状疱疹(みずぼうそうウイルスが原因)が重なって、三叉神経痛の痛みが発症したと考えています。

免疫力を高めることでウイルスを弱めることが出来るのですが、神経の傷?に作用するものがありませんでした。MCTオイルがそういう面で作用しているのではないかと推測しています。神経修復効果です。

(今、三叉神経痛に効いていると思われる状態で、MCTオイルを止めたら症状がぶり返すのか興味深いですが、試す気はありません)

私は以前から糖質制限しており、その下地があって、MCTオイルを摂取。これはMCTオイルが比較的ストレートに効く状態です。他の人が試す場合、条件が異なる可能性があります。ただ、上に書いた私の友達は、糖質制限をわずかしか意識しない食事で効いているため、よほど糖質取り過ぎでない限り効果あると思います。

糖質制限を試すのも良いと思うのですが、食生活を大幅に変える必要があるため、勧めるのにためらいがあります。糖質制限については後日の記事を参照して下さい)

 

特に中高年の場合、ウイルス性だとすると、それが発現する、免疫力の落ちた状態が本質的問題です(それだけではありませんが)。「痛み」が強制的に何かやるよう働きかけていると捉え、生活習慣を変えないと(思い当たることがある人の場合)、たとえMCTオイルが効いたとしても短期で終わってしまう可能性もあります。以前、整体に行ったとき、ここで治しても根本原因を把握して変えない限り、元へ戻ってしまうと言われました。

 

 

三叉神経痛、私の対処方法

(このブログの一番最初の記事です)

このブログは自分の三叉神経痛(正確には帯状疱疹後神経痛)経験を伝えることが当初の目的です(対処法がメイン)。対処方法を色々試す過程で健康法に関して得たことが幾つかあります。個人の体験ですが、おそらくある一定数の人には有益な情報になるはずです。

三叉神経痛はあまりにひどい痛みから(私は「痛みモードに入る」と言っています。この感覚は経験者ならわかると思います)、薬で抑える人もいるでしょうけれど(私はテグレトールとか普通の薬は全く使ったことがありません)、絶望的な気分になる人がいるのも理解出来ます。お金を持っている人ならこの痛みを明日消してくれるなら何百万、何千万出してもいいという人がいるかもしれません。今のところ根本治療法がわからないやっかいな病です。(三叉神経痛帯状疱疹後神経痛は違うというのはわかりますが、痛みの原因としておそらくウイルス原因の場合、どちらも痛み方は同じになると思い、一緒にしています)

ここでは腫瘍や血管が神経を圧迫する、物理的問題で生じる痛みは対象外とします。MRIで調べて、その問題なく、おそらく帯状疱疹原因のウイルスが原因で起きる三叉神経痛様の痛みの人が対象です(原因不明の方も)。

最近、私にとっては画期的な対処方法が見つかったので報告するためにこのブログを立ち上げました。細かいことは後にして対処方法をまず書きます。

 

MCTオイルの摂取

MCTオイルを大さじ1、2杯、1日2回(私は朝と夕)、コーヒーなどに混ぜて飲みます(スプーンで適当にかき混ぜて、夜はカフェインなしの飲料が良いでしょう。私はノンカフェインコーヒーを飲んでいます。ブレンダーの使用を強くすすめます。下の追記参照)。それを毎日続けます。MCTオイルの効果は比較的早くて、1ヶ月以内に痛みが消えました。後に書きますが、MCTオイルには別な効果もあって、それらの効果は遅くても3ヶ月(遅いのは髪の毛に関わることなので、それを除けば2ヶ月以内)以内に効果が表れました。2ヶ月試して効果無ければMCTオイルは効かないと判断してよいと思います。

以前から使っていた対処法を以下に書きますが、最近、その対処法では痛みを弱くできるものの、最後まで消せない状態でした。ところがMCTオイルを摂取するときれいに消えました。この効果がどのくらい続くのか、まだ半年程度の実績しかありません。ただ、この方法は今まで得た中では画期的で、同じ症状の人がいたら試してもらいたいのです。MCTオイルについては別の効果もありますので、それは後に書きます(泌尿器系、頻尿、尿漏れとか、尿の切れが悪いなどの改善、薄い髪の部分に黒髪が生える、寝付きが良くなる、そういう効果です。泌尿器系の効果は友達も試して効果あったため、かなり確実性高いと思っています。いずれも一般的に言われるMCTオイルの効果ではありません、体験的に見つけました)。

 

MCTオイルは西友で買った一本2千円くらいのプラスチックボトル(320g)に入ったものを使っています。これはMCTオイルの中では割安な方と思います。酸化など防ぐため、黒い瓶に入ったものを買うことを勧める記述をよく目にします(酸化しやすいのでプラスチックボトルはダメとされます)。このプラスチックボトルはキッコーマンが酸化を防ぐとうたって醤油を売っているのと同じボトルではないかと推測しています。いずれにせよそれで効果が出ているので、問題なしです。通販で買うなら黒い瓶に入った物を買うのが無難と思います。スーパーでよく見かけるのは日清MCTオイル200g、2千円くらいの物。使ったことありませんが特に問題無いでしょう。

 

このようなオイルがよく効くために、本当は「糖質制限」との組み合わせがベストと思います。糖をたくさん摂取してしまうと、脂肪より糖が優先して使われてしまうからです。ただ、色々な事から判断して、糖質大量摂取で無ければ効果はあるとみています。

糖質制限」についても後に書きたいと思っています。

 

(私はやってませんが、1日毎食ごとに3回摂取するのもありと思います。次回記述のMCTオイル本によれば、そのくらいの量は全く問題なしです。早く効果を出すために試してみては。もし効果が出て定着した場合は1日2回でOKということです)

(なお、MCTオイルを飲むときの注意として「下痢など起きる人は小さじ1杯程度の少量から初めて、徐々に量を増やしてゆく」はよく言われます。私の場合、何も問題起きず、その方法は使いませんでした。また、喉への刺激も幾分あって、咳が出たり、いがらっぽくなったりしますが、問題ない程度です)

(ウイルス性を予想することから、おそらく帯状疱疹用抗ウイルス剤が効くと思いますが、そのような処方は無理でしょう(三叉神経痛の痛みを取る効用は医学的に証明されていないので)。あるいは帯状疱疹用ワクチン接種も選択肢としてはあって、実際やってみましたが、コロナワクチンと同じで数ヶ月とか比較的短期しか効き目ないように思います。例え摂取できても抗ウイルス剤もおそらく短期間しか効かないと思います。以前、帯状疱疹時に抗ウイルス剤を飲んだことがあるので。MCTオイルは根本原因にアクセスしていると考えています。詳しくは後に書きます。

針治療にもしばらく通いましたが、私には効果ありませんでした。短期的(1日くらい)緩和する効果はありました)

 

風呂(半身浴)に毎日入る(30分程度)

(体力的に無理なら1日おきでも)

MCTオイル以前はこれが一番効果ある対処法でした。免疫力を高めるやり方です。

冬でも風呂の外へ出て、寒く感じない程度まで体を温めます。

初期には風呂へ入ったらすぐに痛みが消えました(風呂の中でだけですが)。

(消える人は風呂の中で食事したり、歯磨きしたという記述を昔ネット上で見たことがあります。私もやりましたが)

毎日続けると段々と痛みの度合いが弱くなって、上手くすると完全に痛みが消えるのです(期間がはっきりしない。2週間くらいの時もあれば、1ヶ月以上かかる時も)。ただ、最近は消えなくて困っていました。弱くはなるものの、完全には消えない状態でした。

初期に風呂へ入ったら痛みがすっと消えたことから、風呂へ入った状態を何とか保てないかと考え、体温を高く保つ方法を色々考えました。カイロを試したりしましたが、結局一番簡単で効果あるのは首にタオルを巻くことでした。汗をかいている時以外、常に「首にタオルを巻く」方法は神経痛には効果ありませんでした。ただ、やってみて見つけたのはこれをやり続けると喉から来る病を防ぐ効果があることです。毎年、1回くらいは喉が痛くなってから発熱というパターンが繰り返されていたのですが、首タオルしてからそれが全く起きなくなりました。もしかしたらインフルとかコロナ感染してもこれで症状が軽減出来るのではと思っています。

 

③対症療法として痛みを軽減する方法について

三叉神経痛の痛みはひどいので、痛みモードに入ると普通は立ち止まって動かなくなるか座り込むでしょう。しかし、そうすると痛みはますますひどくなりがちです。

この痛みは神経が言わばある決まった周期で発振することが原因で起きているように思えます(その発振を引き起こすのはウイルスが神経に付けた傷??)。

止まると、ノイズがないため、その振動モードに入りやすくなり、痛みがなかなか引かなくなります(経験的にそう感じます)。

痛いときに動くのが大変なのはわかっているのですが、散歩するとおそらく15分くらいすれば痛みは消えます。散歩の間は消えているでしょう。以前読んだ三叉神経痛の人の記述で、一日中散歩している人がいました。しかし普通は時間も体力も無く、1日中は無理です。

振動で乱す方法の応用としては「ガムを噛む」があります。ガムも痛みが弱いときならしばらくすると痛みをかなり消すことができます。痛みは弱いけれど、椅子に長時間座る必要があったりする場合、ガムを噛むのが有効です(止まっていると、痛みモードに入りやすくなる。痛みが強いときにそれをやるのは怖すぎるのはもちろんわかっていますが)。

三叉神経はこめかみ辺りから分岐しますが、痛い側のこめかみを物理的に押さえてしまうのも有効です(細かい場所は自分で見つけてください)。私は100円ショップで売っているメラミンスポンジを切って、こめかみに当て、テニスに使うバンダナで止めるやり方で使っていました。完全ではありませんが、細かい振動で痛みモードに入るのをかなり軽減出来ます(効き出すのに数分かかります。ザワザワした嫌な感じが消えます)。

応用として、寝るときに、普通は痛い側を上にして眠るのでしょうけれど、痛い側のこめかみを押さえて寝る(枕や、クッションを色々工夫してこめかみを押さえるようにする)と平和に眠れる場合もあります。これももちろん痛みが強いときにやるのは勇気がいるやり方なのはわかっていますが。

(お酒が効くと言う人がいたので試してみましたが、あまり効果ありませんでした。非常に痛みが弱いときなら、神経を鈍らせて痛みモードに入るのを数時間、和らげる気はしましたが大きな効果はないようです)

(痛みがひどいときに食事するのはやっかいです。スプーンやストローを上手く活用すると何とかなる場合もあります。)

 

①と②は組み合わせてやるべきでしょう。

痛みを取るためならあらゆる手段を駆使してと思うのも無理ありませんが、①②をやってから考えたらどうでしょうか。

自分の体の調子をよくモニターすることが必要です。MCTオイルを飲んだ効果はもしかしたら良い効果ばかりではないかもしれません。三叉神経痛への対処法を見つけるためには、痛みが和らいだ、消えた、ということを敏感に感じ取って、原因を探る必要があります。自分の体を使った実験を繰り返すことでさらに何らかの対処法が生まれるのではないかと思います。

 

追記:

(1)MCTオイルを飲んで一度痛みが消えてから、2度軽い痛みが戻ることがありました。飲み続けているとひどくならず、消えていきました。

(2)MCTオイルはブレンダーを使ってのかき混ぜを強く勧めます。「最強の食事」(2023-03-08「MCTオイルについて」記事参照)には使うよう書いてあるのですが、無視していました。使ってみたところ、喉への刺激が減るなど、吸収の差がある感じです。私が使っているのはハリオ ミルククリーマー・ゼット、2千円くらいで買えると思います。使い方にコツがいりますが、使えばわかるでしょう。混ざれば良いので、泡立てはもちろんそこそこです。

(3)MCTオイルはココナッツ由来オイルの他にパーム種子由来オイルがあるのを書いた後に知りました。パーム由来の方が低コストです。1ヶ月使ってみたところでは特に変わり無く、問題無いようでした。私が使ったのは勝山ネクステージ製パーム由来MCTオイルです。

(4)内海聡(うつみ さとる) その「油」をかえなさい! あさ出版 p103に「近ごろ流行のココナッツオイル、是か非か??」という章があって、「ココナッツオイルには、性ホルモンの働きを阻害する物質が、含まれていると指摘されているのです」「食用油として常用していると、性ホルモンが正常に働くなり、性欲減退、精子減少、薄毛などの支障が起こる可能性が高くなります」という記述があります。調べてみるとMCTオイルはココナッツオイルからそのようなことを引き起こす成分が抜かれているため、問題ないようです。念のため自分の体調をモニターする観点にいれておくとよいでしょう。私自身はそのような問題を感じていません。毛はむしろ生えてきました。ただ、若い人が飲んだ場合、どうなるかわかりません

 

三叉神経痛への対処のメインは以上です。今回のブログを含めて4日分、「糖質制限食について(2)」までセットとして読むことをおすすめします。仮に効かなくても何かヒントが得られるかもしれません。