三叉神経痛、私の対処方法

(このブログの一番最初の記事です)

このブログは自分の三叉神経痛(正確には帯状疱疹後神経痛)経験を伝えることが当初の目的です(対処法がメイン)。対処方法を色々試す過程で健康法に関して得たことが幾つかあります。個人の体験ですが、おそらくある一定数の人には有益な情報になるはずです。

三叉神経痛はあまりにひどい痛みから(私は「痛みモードに入る」と言っています。この感覚は経験者ならわかると思います)、薬で抑える人もいるでしょうけれど(私はテグレトールとか普通の薬は全く使ったことがありません)、絶望的な気分になる人がいるのも理解出来ます。お金を持っている人ならこの痛みを明日消してくれるなら何百万、何千万出してもいいという人がいるかもしれません。今のところ根本治療法がわからないやっかいな病です。(三叉神経痛帯状疱疹後神経痛は違うというのはわかりますが、痛みの原因としておそらくウイルス原因の場合、どちらも痛み方は同じになると思い、一緒にしています)

ここでは腫瘍や血管が神経を圧迫する、物理的問題で生じる痛みは対象外とします。MRIで調べて、その問題なく、おそらく帯状疱疹原因のウイルスが原因で起きる三叉神経痛様の痛みの人が対象です(原因不明の方も)。

最近、私にとっては画期的な対処方法が見つかったので報告するためにこのブログを立ち上げました。細かいことは後にして対処方法をまず書きます。

 

MCTオイルの摂取

MCTオイルを大さじ1、2杯、1日2回(私は朝と夕)、コーヒーなどに混ぜて飲みます(スプーンで適当にかき混ぜて、夜はカフェインなしの飲料が良いでしょう。私はノンカフェインコーヒーを飲んでいます。ブレンダーの使用を強くすすめます。下の追記参照)。それを毎日続けます。MCTオイルの効果は比較的早くて、1ヶ月以内に痛みが消えました。後に書きますが、MCTオイルには別な効果もあって、それらの効果は遅くても3ヶ月(遅いのは髪の毛に関わることなので、それを除けば2ヶ月以内)以内に効果が表れました。2ヶ月試して効果無ければMCTオイルは効かないと判断してよいと思います。

以前から使っていた対処法を以下に書きますが、最近、その対処法では痛みを弱くできるものの、最後まで消せない状態でした。ところがMCTオイルを摂取するときれいに消えました。この効果がどのくらい続くのか、まだ半年程度の実績しかありません。ただ、この方法は今まで得た中では画期的で、同じ症状の人がいたら試してもらいたいのです。MCTオイルについては別の効果もありますので、それは後に書きます(泌尿器系、頻尿、尿漏れとか、尿の切れが悪いなどの改善、薄い髪の部分に黒髪が生える、寝付きが良くなる、そういう効果です。泌尿器系の効果は友達も試して効果あったため、かなり確実性高いと思っています。いずれも一般的に言われるMCTオイルの効果ではありません、体験的に見つけました)。

 

MCTオイルは西友で買った一本2千円くらいのプラスチックボトル(320g)に入ったものを使っています。これはMCTオイルの中では割安な方と思います。酸化など防ぐため、黒い瓶に入ったものを買うことを勧める記述をよく目にします(酸化しやすいのでプラスチックボトルはダメとされます)。このプラスチックボトルはキッコーマンが酸化を防ぐとうたって醤油を売っているのと同じボトルではないかと推測しています。いずれにせよそれで効果が出ているので、問題なしです。通販で買うなら黒い瓶に入った物を買うのが無難と思います。スーパーでよく見かけるのは日清MCTオイル200g、2千円くらいの物。使ったことありませんが特に問題無いでしょう。

 

このようなオイルがよく効くために、本当は「糖質制限」との組み合わせがベストと思います。糖をたくさん摂取してしまうと、脂肪より糖が優先して使われてしまうからです。ただ、色々な事から判断して、糖質大量摂取で無ければ効果はあるとみています。

糖質制限」についても後に書きたいと思っています。

 

(私はやってませんが、1日毎食ごとに3回摂取するのもありと思います。次回記述のMCTオイル本によれば、そのくらいの量は全く問題なしです。早く効果を出すために試してみては。もし効果が出て定着した場合は1日2回でOKということです)

(なお、MCTオイルを飲むときの注意として「下痢など起きる人は小さじ1杯程度の少量から初めて、徐々に量を増やしてゆく」はよく言われます。私の場合、何も問題起きず、その方法は使いませんでした。また、喉への刺激も幾分あって、咳が出たり、いがらっぽくなったりしますが、問題ない程度です)

(ウイルス性を予想することから、おそらく帯状疱疹用抗ウイルス剤が効くと思いますが、そのような処方は無理でしょう(三叉神経痛の痛みを取る効用は医学的に証明されていないので)。あるいは帯状疱疹用ワクチン接種も選択肢としてはあって、実際やってみましたが、コロナワクチンと同じで数ヶ月とか比較的短期しか効き目ないように思います。例え摂取できても抗ウイルス剤もおそらく短期間しか効かないと思います。以前、帯状疱疹時に抗ウイルス剤を飲んだことがあるので。MCTオイルは根本原因にアクセスしていると考えています。詳しくは後に書きます。

針治療にもしばらく通いましたが、私には効果ありませんでした。短期的(1日くらい)緩和する効果はありました)

 

風呂(半身浴)に毎日入る(30分程度)

(体力的に無理なら1日おきでも)

MCTオイル以前はこれが一番効果ある対処法でした。免疫力を高めるやり方です。

冬でも風呂の外へ出て、寒く感じない程度まで体を温めます。

初期には風呂へ入ったらすぐに痛みが消えました(風呂の中でだけですが)。

(消える人は風呂の中で食事したり、歯磨きしたという記述を昔ネット上で見たことがあります。私もやりましたが)

毎日続けると段々と痛みの度合いが弱くなって、上手くすると完全に痛みが消えるのです(期間がはっきりしない。2週間くらいの時もあれば、1ヶ月以上かかる時も)。ただ、最近は消えなくて困っていました。弱くはなるものの、完全には消えない状態でした。

初期に風呂へ入ったら痛みがすっと消えたことから、風呂へ入った状態を何とか保てないかと考え、体温を高く保つ方法を色々考えました。カイロを試したりしましたが、結局一番簡単で効果あるのは首にタオルを巻くことでした。汗をかいている時以外、常に「首にタオルを巻く」方法は神経痛には効果ありませんでした。ただ、やってみて見つけたのはこれをやり続けると喉から来る病を防ぐ効果があることです。毎年、1回くらいは喉が痛くなってから発熱というパターンが繰り返されていたのですが、首タオルしてからそれが全く起きなくなりました。もしかしたらインフルとかコロナ感染してもこれで症状が軽減出来るのではと思っています。

 

③対症療法として痛みを軽減する方法について

三叉神経痛の痛みはひどいので、痛みモードに入ると普通は立ち止まって動かなくなるか座り込むでしょう。しかし、そうすると痛みはますますひどくなりがちです。

この痛みは神経が言わばある決まった周期で発振することが原因で起きているように思えます(その発振を引き起こすのはウイルスが神経に付けた傷??)。

止まると、ノイズがないため、その振動モードに入りやすくなり、痛みがなかなか引かなくなります(経験的にそう感じます)。

痛いときに動くのが大変なのはわかっているのですが、散歩するとおそらく15分くらいすれば痛みは消えます。散歩の間は消えているでしょう。以前読んだ三叉神経痛の人の記述で、一日中散歩している人がいました。しかし普通は時間も体力も無く、1日中は無理です。

振動で乱す方法の応用としては「ガムを噛む」があります。ガムも痛みが弱いときならしばらくすると痛みをかなり消すことができます。痛みは弱いけれど、椅子に長時間座る必要があったりする場合、ガムを噛むのが有効です(止まっていると、痛みモードに入りやすくなる。痛みが強いときにそれをやるのは怖すぎるのはもちろんわかっていますが)。

三叉神経はこめかみ辺りから分岐しますが、痛い側のこめかみを物理的に押さえてしまうのも有効です(細かい場所は自分で見つけてください)。私は100円ショップで売っているメラミンスポンジを切って、こめかみに当て、テニスに使うバンダナで止めるやり方で使っていました。完全ではありませんが、細かい振動で痛みモードに入るのをかなり軽減出来ます(効き出すのに数分かかります。ザワザワした嫌な感じが消えます)。

応用として、寝るときに、普通は痛い側を上にして眠るのでしょうけれど、痛い側のこめかみを押さえて寝る(枕や、クッションを色々工夫してこめかみを押さえるようにする)と平和に眠れる場合もあります。これももちろん痛みが強いときにやるのは勇気がいるやり方なのはわかっていますが。

(お酒が効くと言う人がいたので試してみましたが、あまり効果ありませんでした。非常に痛みが弱いときなら、神経を鈍らせて痛みモードに入るのを数時間、和らげる気はしましたが大きな効果はないようです)

(痛みがひどいときに食事するのはやっかいです。スプーンやストローを上手く活用すると何とかなる場合もあります。)

 

①と②は組み合わせてやるべきでしょう。

痛みを取るためならあらゆる手段を駆使してと思うのも無理ありませんが、①②をやってから考えたらどうでしょうか。

自分の体の調子をよくモニターすることが必要です。MCTオイルを飲んだ効果はもしかしたら良い効果ばかりではないかもしれません。三叉神経痛への対処法を見つけるためには、痛みが和らいだ、消えた、ということを敏感に感じ取って、原因を探る必要があります。自分の体を使った実験を繰り返すことでさらに何らかの対処法が生まれるのではないかと思います。

 

追記:

(1)MCTオイルを飲んで一度痛みが消えてから、2度軽い痛みが戻ることがありました。飲み続けているとひどくならず、消えていきました。

(2)MCTオイルはブレンダーを使ってのかき混ぜを強く勧めます。「最強の食事」(2023-03-08「MCTオイルについて」記事参照)には使うよう書いてあるのですが、無視していました。使ってみたところ、喉への刺激が減るなど、吸収の差がある感じです。私が使っているのはハリオ ミルククリーマー・ゼット、2千円くらいで買えると思います。使い方にコツがいりますが、使えばわかるでしょう。混ざれば良いので、泡立てはもちろんそこそこです。

(3)MCTオイルはココナッツ由来オイルの他にパーム種子由来オイルがあるのを書いた後に知りました。パーム由来の方が低コストです。1ヶ月使ってみたところでは特に変わり無く、問題無いようでした。私が使ったのは勝山ネクステージ製パーム由来MCTオイルです。

(4)内海聡(うつみ さとる) その「油」をかえなさい! あさ出版 p103に「近ごろ流行のココナッツオイル、是か非か??」という章があって、「ココナッツオイルには、性ホルモンの働きを阻害する物質が、含まれていると指摘されているのです」「食用油として常用していると、性ホルモンが正常に働くなり、性欲減退、精子減少、薄毛などの支障が起こる可能性が高くなります」という記述があります。調べてみるとMCTオイルはココナッツオイルからそのようなことを引き起こす成分が抜かれているため、問題ないようです。念のため自分の体調をモニターする観点にいれておくとよいでしょう。私自身はそのような問題を感じていません。毛はむしろ生えてきました。ただ、若い人が飲んだ場合、どうなるかわかりません

 

三叉神経痛への対処のメインは以上です。今回のブログを含めて4日分、「糖質制限食について(2)」までセットとして読むことをおすすめします。仮に効かなくても何かヒントが得られるかもしれません。